大阪の中古工具の出張買取サービスの問い合わせ獲得用ランディングページ制作を担当。
すでに店舗展開をして一定のブランディングがされていること、事前に撮影された質の高いスタッフや店舗内の写真があることなど、アドバンテージの多い制作条件を最大限活かして、アクセスしたターゲットユーザーの記憶に確実にサービス内容が残るようにインパクトの強いデザインを作成した。
またメディア実績や買取実績など、他の競合と差別化できる要素についてはデザインで可能な限り強調することで、より成約率を高めることができるようにした。
ファーストビューの定番レイアウトはいくつかあるが、本事例のように人物写真が用意されている場合に最も効果的なのが「T型レイアウト」である。
「T型レイアウト」の主な特長は人物写真を左右に配置して、真ん中にキャッチコピーを配置するといったものだが、これにより映画のパンフレットのような強いインパクトをユーザーに与えることができる。
また、さらに関連要素(今回の場合は工具やメーカーロゴ)を全体的に散りばめることで、画面全体を引き締めることができる。
CTAエリアには、商材のタイプによっては「連絡方法」「キャンペーン情報」「補足情報」など様々な種類の情報を盛り込む必要性が出てくるが、ここでレイアウトや配色を駆使してデザインによる整理を行っていないと、途端にユーザーが混乱してしまうので注意が必要である。
本事例でも、異なる女性の写真を3つ配置したり、ボタンは3種類色を分けてたりするなど、極力混乱させないCTA設計を心がけている。
クオリティの高い写真素材があれば、クオリティの高いLPが自動的に作れるわけではなく、「写真の印象」と「情報のニュアンス」を徹底的に合致させるデザイン作業が必要となってくる。
本事例でも「お任せください」「お売りできないもの」といった言葉のニュアンスに適した写真素材を選択することで、全体的にまとまりのあるデザインを生み出すことを追求している。
中小企業や個人で制作するランディングページにおいて、重要なのは「人間らしさ」である。たとえサービスや品質は資本力のある大企業に敵わなくても、その大企業がカバーできないユーザーの悩みや欲求を解決できるというある意味「泥臭さ」をアピールすることがLP制作においても大切になってくる。
本事例でも、様々な写真素材を吹き出し付きで表現するなどして、「決して有名ではないけれど身近にいる凄い人」といった印象をユーザーに抱いてもらう工夫を行っている。
基本的に一覧表の情報量に関しては、ユーザーは一度に処理ができないため、細かく掲載してもあまり意味がないように感じるかもしれない。
しかし、本事例のように「何でも買い取ります」という強みをアピールしたい場合は、このような大量の情報を一度に掲載することで、ユーザーに対して「これなら何でも引き取ってくれそう」という安心感を与えることができる。
TVや新聞、雑誌などのメディア実績があれば、目立つ形で掲載することで手っ取り早くユーザーの信頼を獲得することができる。
本事例でも、特長部分の説明付近に掲載することで、信頼度アップを狙っている。
デザイン上、どうしても地味な箇所にならざるを得ないが、興味関心を持ってくれたユーザーに対してどのような対応を行うのか、わかりやすくステップ形式で記述しておくことは、LPの鉄板ルールである。
一見こうした地味な箇所のデザインから、ユーザーは情報発信者の「接客態度」を見出して、総合的にサービスの良し悪しを判断するため、手抜きをしないことが大切である。
和をモチーフにしたパーソナルトレーニングジム『和空間鍛錬場』の集客用ランディングページ制作を担当。
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